朝ドラ「べっぴんさん」の23週「あいを継ぐもの」の後半の感想について書きたいと思います。第23週の後半にあたる3月8日から11日までの放送内容は、さくらの出産、健太郎の新たな経営改革のスタート、そしてエースの倒産がメインのストーリーでしたね。

他にもさくらが姑・君枝との関係に悩んだり、すみれはキアリスガイドを映像化するアイディアを思いついたりと今後の展開も気になる話もありました。

スポンサーリンク

朝ドラ「べっぴんさん」の23週後半の感想①健太郎の目標と方法は正しいのか?


健太郎は、KADOSHO社長の古門の「同じことを30年かけても誰も認めてくれない。数年でやることに意味がある」という言葉に動かされ、普通の人は10年かけることを1年でやるという目標を立てました。

健太郎は本店の売上を1年で2倍にするため、大人向けの商品やTシャツや文房具などを取り入れたり、さくらの作ったサミーちゃんで文具メーカーとライセンス契約を結んだりと新たな挑戦をします。

ここでちょっとサミーちゃんのライセンス契約のメリットとデメリットを考えてみましょう。
※かなり素人意見も入っているのでツッコミどころ満載なのはご容赦ください。

まずメリットから。

  • 売れた分のライセンス料が入る
  • 商品の材料費や試作費などのコストがかからない
  • キアリスの外でもキアリスの宣伝ができる

大体こんなところでしょうか。

そして、デメリットは何と言っても

  • 商品を直接製作できない

やはり、これに限るでしょう。

まあ、健太郎曰くライセンス契約はあくまで承認制です。ですので、キアリスにとって望まない商品が販売されることはまずありません。そう考えるとライセンス契約も決して悪いものではありません。

とはいえ、すみれたちの原点はやはり「想いをこめた品を手作りする」という点にあります。確かにワンピースの色合い一つにも細かくこだわる情熱を持っていましたよね。やはり「子供たちの幸せを一番に考える」を守るためにも、キアリスの社員たちで商品開発をする方が良いと言う意見が出るのは当然の流れですよね。

そんなわけで健太郎の新たな経営戦略に挑戦していく姿は紀夫やすみれ、さくらに不安を与えることになります。すみれたちは気づいていないかもしれませんが、健太郎は明らかに古門の影響を受けていますよね。

しかし、一方で私は健太郎の新しいアイディアに挑戦する行動力を見て、子供用食器を思いついてすぐに製作していた昔のすみれたちを思い出しました。

健太郎の売上をメインにした考え方と焦る気持ちはさすがに良くないとは思いますが、「やってみる」という行動力は間違ってはいないと思いますよね。

しかし、ちょうどドラマでは景気の落ち込みに加え、エースが倒産してしまいました。今後健太郎はどう考えていくのでしょうか。

朝ドラ「べっぴんさん」の23週後半の感想②栄輔から学ぶ正しい人の見極め方

何となくながら嫌な予感がしていたのですが、やはり史実通りエースは倒産してしまいました。しかも、玉井の裏切りもあり、栄輔にとっては踏んだり蹴ったりの状況でしたね。

時代の寵児と言われ、大成功して輝いていた栄輔が、いっぺんに冴えない姿になっていたのには私も驚きました。沈んだ表情の栄輔を見て、私は「彼の側にも五十八がいれば」と思いました。

潔は栄輔からの提携話を断る時など、大切な判断をする時には五十八の言葉を思い出していました。五十八は最初こそ「看板はあげたもの勝ち」と坂東営業部の再開を後押ししましたが、亡くなる直前に潔に「焦ってはいけない、君らしく」と教えていました。

そう考えると栄輔にも若い内から五十八のように親身にアドバイスしてくれる存在がいればエースの行く末が多少は違っていたかもしれませんね。

栄輔自身は無名でも才能のあるデザイナーを雇ったり、二郎のように人気者に洋服を提供したりと、決して無能な経営者ではありません。

ただし、栄輔は古門に乗せられてしまい、本当に自分のことを考えてくれた潔の「膨らみ続けた風船はいつか爆発する。今のやり方を続けたら、お前は爆発するぞ」という助言に本気で耳を傾けることができなかったのが命取りとなってしまいましたね。

栄輔のような経営者だけでなく、人は生きていくうえで誰の言葉を信じるのか、自分のことを真剣に考えてくれるのは誰なのかをしっかり見極めることが大切だと私は感じました。

それにしても玉井の悪い人間っぷりはなかなかでした。万博で再会した根本の言葉はこの倒産の伏線だったのでしょうかね。今思えば根本が言っていた「玉井は嗅覚が優れた男」も栄輔は心のどこかにとめておく必要があったのかもしれません。

23週「あいを継ぐもの」の見逃し配信はこちら

朝ドラ「べっぴんさん」の23週後半の感想③村田家の歴史は繰り返す!?

べっぴんさんの23週「あいを継ぐもの」では家庭での健太郎の姿も描かれていましたね。キアリスではバリバリに働く健太郎とは全く違う姿だったのがかなり印象的でした。

頻繁に孫に会いに来るだけでなく同居も希望する君枝と、その干渉に疲れてしまうさくら、それをはっきりと母親に断れない健太郎。私は、この3人の関係が昔の村田家の状況と似ていて驚きました。嫁姑の問題は永遠に繰り返されるのですね。

もちろん、君枝に悪気はなく決してさくらを困らせようとしているわけではありません。純粋な孫可愛さから取る行動なのは言うまでもないですよね。

君枝自身も姑琴子との付き合い方に悩んだ過去を思い出せるのでしょうか。そして、君枝は当時健太郎の礼儀正しさを琴子の育て方のおかげと気づき感謝することができました。さくらもいつか君枝の孫を想う気持ちに気づけるのでしょうか。

まあ、奥さんを姑さんから守ることはできるのは夫だけですので、私生活でも会社内でのようにしっかりと自分の意見を言うべきでは?と思ってしまうのは致し方ないところでしょうか。

スポンサーリンク

朝ドラ「べっぴんさん」の23週後半の感想のおまけ レリビイがかなり私好みのお店になっている件

勝二と龍一のお店「レリビー」が回を重ねるごとにどんどん進化しています。壁をよく見るとチーズフォンデュ、ボルシチ、メキシカンピラフ、ムサカ(ギリシャ料理のようです)、トムヤムクンとメニューの紙がいくつも貼ってありしたね。

さらにはKATSUJIやRYUICHIの文字も入っているポップなポスターも貼ってあり、かなり若々しい雰囲気があります。レリビイもすっかり龍一のカラーに染まっているようですね。しかし、この多国籍ぶり、私は結構好きです。本当にレリビーが存在していたら行ってみたいものです。

朝ドラ「べっぴんさん」の23週後半の感想のおまけ②せっかくなので周りにも感想を聞いてみた

今回は久しぶりに知り合いの主婦の方(40代女性)に感想を聞いてみました。聞いた話をそのまま伝えてもよいのですが、読みやすくするように文章にまとめています。

健太郎とさくらの間に生まれた女の子藍ちゃん。赤ちゃんが生まれたことで和やかな空気に包まれていますが、このころに起こったオイルショックで、社会の経済が急速に悪化していきます。

会社を前進させようといろいろなアイディアを出してくる健太郎。藍ちゃんが生まれたことによって、子供たちが幸せになれるようにと、常に子供を意識した生活へと時間を費やすさくら。そんなさくらと健太郎の間には、以前、潔と百合がそうだったように、会社を変える事を意識する健太郎と、どちらかというと家庭寄りな気持ちが強くなったさくらの態度に、少しずれを感じるエピソードでした。

人が経済的に発展していくためには、仕方のないことかもしれませんが、オイルショックで、社会が混乱する中、自分のことは置いてでも子供にはいいものを与えたいという母親としての思いに対して、そこに需要があると言った健太郎の言葉の返しには、少し思いやりのない経済に対する豊かさを求めた言葉に聞こえました。

潔とゆりが、戦後食べるものにも困った時を過ごした時代から、オイルショックで混乱する社会を生きる健太郎とさくらの時代の違いには、幸せや豊かさの形が変わってきたようにも感じました。

私は、さくらの子供である藍ちゃんと同じ世代を生きてきています。それからおよそ四半世紀後に来るバブル崩壊、リーマンショックや、震災で経済は揺れ動き、人は、人生の節目で大きな窮地を迎えながら、今を生きていて、豊かさの形も変わりつつあります。戦後に生きた人のことを思い、本当の幸せや豊かさとは何かをたびたび考え、それでも人は、だれかが喜ぶ幸せを求め、感じて生きていることは変わらないと思う事でした。

以上、朝ドラ「べっぴんさん」23週「あいを継ぐもの」の後半の感想についてでした。

23週「あいを継ぐもの」の見逃し配信はこちら