べっぴんさんの潔への麻田の言葉についてです。シーンとしては12週「やさしい贈りもの」でゆりが出産の件で潔と揉め、家出した直後です。半分ヤケになっている潔に対して麻田が言っていて言葉が意外と深いことに気が付きましたか?

12週での潔とゆりの件はどうしても正蔵と潔のシーンがフォーカスされがちなのですが、実は今回の麻田といい、喜代いい、周りの人物もかなり良い事を言っているんですよね。

※喜代の話についてはこちらからどうぞ。
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べっぴんさん12週の麻田の言葉とは?


ゆり(蓮佛美沙子)に家出された潔(高良健吾)は、すみれの家でゆりがいないかを確認していましたね。実は潔はその後麻田(市村正親)の靴屋にも行っていました。しかしこの時の潔は酒を飲み、かなり酔った状態でした。

潔は麻田にゆりが何を考えているのか分からないと愚痴ります。しかし、そんな潔に対して麻田は「人は自分の幸せのために生きるんだ」と告げ、潔は見誤っているとたしなめます。

一見すると当たり前にも聞こえる麻田の一言ですが、実はその深層を探ると意外と深い言葉なんですよね。

潔が実際に行動したのはこの後の父・正蔵(名倉潤)との夢の中での会話が決め手となったわけですが、潔が改めて麻田の言葉の深い意味を知ったことも一因なのではないでしょうか。

べっぴんさんの麻田の言葉の深い意味とは?


麻田の言葉で特に注目したいのが「自分の幸せ」という部分です。この幸せというのが人によって違うと言うのはある意味当たり前ではあるのですが、この時点での潔とゆりのそれぞれの「自分の幸せ」は特に大きくかけ離れたものでした。

潔の幸せは「家族を幸せにすること」の一言に尽きるでしょう。それはゆりだけでなく、今後産まれる子供も含めて、という話です。しかし、この時のゆりの幸せは「坂東営業部を以前のように立て直し、五十八やはなたちのようになること」でした。

8週「止まったままの時計」で潔はゆりに過去に五十八(生瀬勝久)やはな(菅野美穂)がしていた仕事を手伝ってほしい、とお願いしました。これはゆりにとってはかなり負担のある仕事をさせるということを意味していました。しかし、ゆりは「自分の幸せ」に迎えると潔の決心に喜びを感じていましたね。

それからゆりは自分のできることを精一杯行い、10週「商いの聖地へ」で大急百貨店の新しい企画が通ったときは強く幸せを感じていました。実は妊娠した当初のゆりはまだこの幸せが自分の中に残っていたわけです。

もちろん、改めて潔と向き合い、話し合いをしたことでゆりの幸せも「潔の子供を産めること、母親になれること」に変わっていきます。
ここで、一件だけ感想を紹介します。

すみれたち夫婦もそうですが、ゆりと潔たちのように共働きを続けるのか、しばらく子育てに専念するのかという話は現代でも夫婦にとっての悩みでもあります。

夫は当たり前のように産後も仕事を続けるものだと思っているものの、自分は仕事より子育てをしたい。 
もちろん、この逆もあるでしょう。

母親になっても仕事を優先してほしいのか、生む子供は坂東営業部の跡継ぎになるのか。
ゆりからすれば全てが仕事に結びつくのは不安ですし、仕事(というより坂東営業部)にずっと縛り付けられてしまうのがあまり良い気分はしないでしょう。

ただ、思い出してみると戦後ゆりは積極的に坂東営業部を立て直すことに加わろうとしていましたし、自分だけ置いていかれることをいやがっていました。
もともと勉強熱心で、父の仕事を頑張るという向上心もありました。 

正蔵に「ゆりをきちんと守れ」と教えられていた潔もゆりの性格を考えて考え方を変えていたのですよね。
正直言うと最初、私は潔はちょっと自分勝手では?と思ったこともありました。
でも潔には潔の信じたものがあったはずですよね。

2組の夫婦を見ていると、夫婦はお互いに「相手はこうであるはず」なんて思いこまず、お互いをじっくりと見て、自分の気持ちを伝えることが大切だと改めて感じます。

やはり言いたいことを言えない関係は良くないですね。

潔もまた、子供ができたという実感が湧いていない上にゆりの微妙に気持ちの変化に追いついていないように見えますよね。でも、今一番幸せに感じることは、そのときどきで変わってくるものです。となれば二人が同じ幸せの方向に向かっていくのではないでしょうか。

べっぴんさんの麻田の言葉から学ぶ「自分の幸せ」について


ここで、幸せに関するある体験談について紹介します。

子供を妊娠したときは、無事に生まれてくることを願い、生まれて来てくれたことに幸せを感じるものです。

夜泣きやぐずりなど子育ては大変ですが、可愛い寝顔を見ただけで、全部がチャラになるような気がします。
子育ての真っ最中は、そんなことは幸せだとは意識しません。

しかも赤ちゃんから子供に成長すると、厄介ごとはどんどん増えていきます。
トイレトレーニング、幼稚園の準備、本の読み聞かせ、字を書く練習などが忙しくなります。

当初の「元気なら少しくらい頭が悪くてもいい」などと思っていたこともすっかり忘れてしまいます。
学校に行くようになれば、逆に成績が気になり、お友達と仲良くできているだろうかと心配に変わっていきます。
高校受験、大学受験を心配し、就職ができるか、結婚ができるか、親の心配はいつまでも終わりがありません。

そんなある日、「あの頃は、可愛かったよね」と、赤ちゃんの頃の写真を眺めることがあります。
夢中になって、子育てをしていた頃では気づかなかった小さな幸せを改めて感じます。

世間では、不慮の事故などで若くして亡くなる方もいらっしゃいます。
無事に成長してきてくれただけでも、今は幸せなのでしょう。

ただ、「今、私って幸せだなぁ」と感じるのってなかなか難しいです。
むしろ後に振り返って初めて幸せだったんだなと、感じることのほうが多い気がします。

しかし、今は私の人生の中で一番幸せな時を感じています。
近くに娘が結婚することになりました。
今、結婚式に向けて準備をしていて、娘の花嫁衣裳を一緒に考えています。

今は潔とゆりは同じ方向に向かいつつも若干ギクシャクしていますよね。それはすみれと潔も同じ状況です。しかし、いつかそれぞれの夫婦が同じ幸せに向かい、改めて幸せを実感するときが必ず来ることを願いたいですね。。

以上、べっぴんさんの麻田の「人は自分の幸せのために生きるんだ」の言葉の意味と感想についてでした。