べっぴんさんの41話の感想についての記事です。具体的には7週「未来」の潔とゆりのシーンですね。それまでは坂東営業部の復興のため、潔は孤軍奮闘していました。その一方でゆりは停滞した現状に思い悩みながらも少しずつ成長していきました。

そんな潔とゆりが新たな一歩を踏み出したのが41話でのエピソードでした。

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べっぴんさんの41話の潔とゆりのエピソードとは?

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一番のきっかけとなったのはやはり39話での出来事でしょう。具体的には闇市の元締め・根本(団時朗)が闇市の改革を宣言したシーンです。ここで、ゆり(蓮佛美沙子)もまた自分の意見を出し、女性、子供でも安心して暮らせる市場を作ることを望みました。

以前、父の五十八(生瀬勝久)の「荒療治」で、根本と対峙したゆりは結局何もすることができませんでした。自分は口ばかりで1人では何もできないことを思い知らされ、1人思い悩むこともあったんですよね。

潔(高良健吾)も最初のゆりと根本の場には居合わせており、当時から急成長したゆりに内心驚いていました。

そして、41話で潔はついに行動を起しました。潔はゆりに母・はな(菅野美穂)が昔やっていた近江の糸で布をつくる仕事をしてほしいと持ちかけ、ゆりもこれを快諾しました。

このときの照明の雨上がりっぽい雰囲気が二人の新しい出発のようで妙に印象的だったんですよね。

べっぴんさんの41話の感想 実はあの人物も関わっていた!?

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これまでの潔は、「お前が坂東家を支えるのだ」という父・正蔵(名倉潤)の教えにとらわれていました。坂東家に仕え支えることに一心になりすぎて、ゆりの気持ちも見えなくなっているんですよね。

また時代に逆行することもできず、思っている事業展開もなかなか進んでいません。いたずらに時間ばかりが過ぎているという焦りも見えていたようにも見えます。結局「坂東営業部を復活させる」と目標はあるものの、そのための努力が空回りしていたというところでしょうか。

「坂東営業部を復活させる」ことは、ゆりを守り、ゆりの思いにも応え、義父(五十八)の希望にも沿い、亡くなった父の意思を継ぐということを潔は強く意識していました。

そんな潔の思いは当然ゆりには言葉にしなくてもわかっていました。しかし、自分にはなにもできない現状への苛立ちが募っていました。そんなゆりが現状を変えるきっかけとなったのは妹のすみれです。

すみれが自分のできること、したいことを現実に着実に形にしていくことが、ゆりの気持ちを加速させていきます。しかし、潔とゆりは思っている目標は一緒なのに、そこへたどり着くために向いている方向がお互いに見えない不安が焦りになって現れていました。

潔の思いはいつしかゆりに苦労はさせたくない、させられないと気持ちに置き換わっていました。そのため、前に進むことができずにいました。そんな潔を後押しするのが「弟分」の栄輔(松下優也)です。

少し遡りますが、39話で潔はすみれに近づきすぎる栄輔に対して警告をしていました。自分たちは坂東家に仕える身なんだからその立場をわきまえろ、と。しかし、そんな潔に栄輔は

わしは自分の生きたいように生きますわ

と返します。栄輔は潔が「どこか」ゆりに遠慮している姿を見抜いていたのです。この瞬間潔は自分を客観的に見ることができました。

※逆にこの栄輔の発言に従った行動が8週「止まったままの時計」での紀夫とのトラブルにつながるわけですが・・・。
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そして、潔はゆりに「お義父さんとお義母さんのように、近江にいきたい。」と伝えます。このとき潔は「一緒に苦労してくれ」という気持ちをゆりに伝えます。ゆりにとっては今まで以上に大変な生活が待っていますが、むしろそれを嬉しく思います。

ゆりは潔の「一緒に」という言葉をずっと待っていたからです。ゆりの自分ばかりが何もできない寂しさに対して「お前にもしてほしい」と信頼が特に心に響いたのです。まさにお互いの思いが同じ方向に向いた瞬間だったわけですね。

私としては7週のサブタイトル「未来」を象徴する重要なエピソードの一つと思いました。

以上、べっぴんさんの41話の潔とゆりの再出発エピソードの感想についてでした。