朝ドラ「ひよっこ」のあらすじと実在モデルについての記事です。実在モデルについては割りと周知の事実として世間には知られていますが、今回はその裏側についてもう少し迫ってみました。

実は今回ひよっこの脚本を担当する岡田恵和さんにも関係しているようなんですよね。

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ひよっこのあらすじに裏側は存在する?


まずはドラマ「ひよっこ」の全体あらすじについて確認してみましょう。

奥茨城の小さな農家に生まれ育った高校3年生の谷田部みね子(有村架純)は、おっとりとした性格だが、卒業後は明るく働き者の母・美代子(木村佳乃)や祖父・茂(古谷一行)を手伝って畑仕事を頑張るつもりでいた。

その矢先に、東京に出稼ぎに行った父・実(沢村一樹)が行方不明になり、集団就職で上京することを決意する。

“金の卵”として下町のトランジスタラジオ工場で働き始めるが、五輪後の不況で工場が閉鎖。
途方に暮れたみね子だったが、かつて父が訪ねたことがある赤坂の洋食屋で働くことになり、人情深い町の人たちに育まれながら、見知らぬ町だった東京で根を張っていこうとする。

今回のドラマ「ひよっこ」の舞台は茨城です。とはいえ、ストーリー上は有村架純さんが演じるヒロイン・みね子が父親が行方不明になったことですぐに上京してしまうようなんですよね。

そのため、どちらかと言えば上京先の東京でのシーンが多そうなのですが、やはり茨城でのシーンも度々登場するということなんでしょうかね。

気になるのが「なぜ茨城なのか?」ということです。そこでひよっこの舞台が茨城である理由を探してみました。

すると、今回「ひよっこ」の脚本を担当する岡田惠和さんがこの件について以下のように話していました。

なかなかその魅力が全国に伝わっていない気がする茨城県。

東京から見ると東北より近いからか、さほど故郷として思い浮かぶイメージではなく、かと言ってすぐ近くなわけでもないので、意外と知られていない。

もったいないです。
日本の故郷の原風景がそこにはあるのに。

そんな茨城の方に喜んでいただいたり、全国の方に知らなかった茨城の魅力に気づいていただくのも朝ドラの大きな使命だと思っています。

NHKドラマトピックスから引用

岡田惠和さんの出身は東京都三鷹市と茨城県とは別の場所ではあるのですが、茨城に関してはかなりの思い入れがあったということでしょうかね。

ちなみに私はこれとは別の茨城である理由を考えてみました(実際には岡田さんの上のコメントを見つけられなかったという理由もあるのですが・・・)。

実は「ヒロイン・みね子がストーリーの序盤で上京する」ということが大きく関係しているのではないでしょうか?

もちろん、自然豊かな田舎出身ということで、もう少し北の方、あるいはもう少し西のほうでも問題はないはずです。しかし、あくまで関東圏内という東京から見れば遠すぎず、近すぎない距離がかなり重要だと感じました。

と言っても実は岡田さん自身も2016年6月の「ひよっこ」のヒロイン発表の会見でひよっこの舞台について「いつでも帰れるから故になかなか帰れない設定を考えた時に、北関東に設定しました」と思いっきり話していることが判明しました。実際には

「いつでも帰れるから故になかなか帰れない設定を考えた時に、北関東に設定しました」。

「奥ゆかしさや愛らしさがある」

「東北に匹敵するくらい日本の原風景が残っている。
 農業生産量は北海道に次いで2位。
 茨城の人たちが自虐的な売り方をしていて県のPR文句も『伸びしろ日本一』と3年連続魅力度ランキング最下位を逆手にとっている
 そういうところが面白い」

ORICON NEWSから引用

と話していたんですよね。

このときはまだ撮影が始まる前のことでしたが、この時から「故郷篇」と「東京篇」として分けていたものの、東京への集団就職後に里帰りをしたり、しなかったりといったストーリーを考えていたようですね。

ひよっこの本編としては、4週でみね子が上京し、翌週5週から本格的に「東京編」がスタートしそうな予感がしますが、これで奥茨城村が見納めというわけではなく、その後も茨城の谷田部家が描かれるシーンはありそうですね。

ひよっこの実在モデルの意外な裏側が既に語られていた!?


最初に結論から言えば、「ひよっこ」は完全オリジナルな作品です。つまり、実在モデルは存在しません

ここ最近の朝ドラは「あさが来た」「とと姉ちゃん」「べっぴんさん」と実在モデルを題材にしたドラマが多かったですよね。今回完全オリジナルストーリーとなるのは「まれ」以来ということになるでしょうか。

ここまでは周知の事実として知っている人は非常に多いのではないでしょうか?しかし、ドラマの題材について脚本家の岡田惠和さんが興味深い話をしていました。今回はそちらについてさらに調べてみました。まずは岡田さんとのインタビューから。

Q. なぜ、1964年から始まる物語にしたのですか?

A. ドラマの設定をプロデューサーと話し合う中で、昭和と言っても戦後20年くらいたってからの、急激に成長する時代が持つエネルギーみたいなものを書きたいという話になったんです。
そこから、具体的な話やヒロイン像を探っていきました。

僕もその時代に生きていた人間で、『ひよっこ』でいうとヒロインの弟と同じくらいの年齢なんですよ。
当時を東京で見てきたから、空気感みたいなものは覚えています。
都市がどうなっていたのかも記憶にありますし、東京オリンピックやビートルズが来日したことも覚えています。
だから、そんなに昔の話を書いている気はしていないです。

「ひよっこ」公式ページから引用

実は岡田惠和さんが生まれたのは1959年2月11日です。今回ひよっこの舞台となる時代は1964年ですので、ちょうどヒロインの弟の進より若干下ではあるものの同じくらいの時代なんですよね。

岡田さん自身は東京生まれで東京育ちであるものの、それでも当時の急激な進歩は凄まじいものだったと感じました。都会育ちの目からも驚異的に見えるこの光景を田舎から上京した人が見ればどう映るのか、そういった部分を描きたかったのではないかと感じます。

ちなみに今回ひよっこの主題歌「若い広場」を歌う桑田佳祐さんも実はこの時代に生まれています。それだけに桑田さんがひよっこの主題歌にかける思いもかなりのものなんですよね。

ところで岡田惠和さんが朝ドラの脚本を担当するのは「ちゅらさん(2001年)」「おひさま(2011年)」に続き、3本目となります。

もちろん、3度目の朝ドラ脚本担当ということで今までの2作品がヒットしたというのは言うまでもありませんよね。そんな「大ヒット朝ドラメーカー」岡田惠和さんが当時の「刺激的な」東京の姿をどう描くのか非常に楽しみですよね。

ひよっこの実在モデルと有村架純の意外な関係とは?


今回の朝ドラ「ひよっこ」のヒロインはオーディションによる選出ではなく、岡田惠和さんの直接のご指名で有村架純さんとなりましたよね。実は有村架純さんの朝ドラヒロイン選出に当たって、岡田さんはこんな話をされていました

──ヒロイン・有村架純さんとの出会いを教えてください。

最初の出会いは、映画『阪急電車 片道15分の奇跡』(2011年)です。そのとき漠然と「こういう子が“朝ドラ”のヒロインをやるんだろうな」と思っていました。もちろん「あまちゃん」(2013年)も見ていましたし、その後もヒロインをやるべきだと思っていました。
僕じゃなくても知り合いの作家さんが“朝ドラ”をやることになったら推薦しようと思っていたぐらい(笑)。

──みね子役にぴったりだと思った決め手はなんだったのですか?

みね子という役は、リーダーでもないし目立つわけでもない、ふつうの女の子なんです。そういうシーンの中でも、“消えない人”という意味での力がある人がいいなと思っていました。もしかしたらこの先、ヒロインではない誰かが注目される回があるとして、その横にいるだけでも存在が消えない人と言いますか。

僕は有村さんの芝居が好きで、彼女はスキルやテクニックで魅せるのではなく、まっすぐに役のことを考えて役そのままの気持ちで芝居する女優さんだと思うので、みね子にハマるのではないかと思っていました。第1週の試写を見させていただきましたが、みね子がそこにいるなと思いました。

NHK PRから引用

ひよっこのヒロイン役の有村架純さんが初めて岡田惠和さんの作品に出演したのは2011年4月公開の「阪急電車 片道15分の奇跡」です。実は「阪急電車」は有村架純さんの映画デビュー作だったわけですが、この映画初出演の時から岡田さんは有村架純さんの演技に注目していたわけですね。

ちなみに有村架純さん自身もその年の11月公開の映画「ギャルバサラ -戦国時代は圏外です-」ではいきなり映画初主演を果たしています。やはりそれだけ有村さんの演技が誰からも高く評価されているということでしょうね。

有村架純さんの演技の魅力の一つがやはり「素直なありのままの演技」というところでしょうかね。それだけに清純な役からちょっと尖った役まで幅広い演技をこなしています。今回のひよっこではどちらかといえば「素朴」な役柄なわけですが、それが妙にハマっていますよね。

実はみね子役に有村架純さんが選ばれたというよりは有村架純さんを朝ドラのヒロインとするならという前提でみね子が出来上がったという噂も流れているわけですが、もしそうであればひよっこのヒロインの実在モデルは有村架純さんそのものということになります。実際のところはどうなんでしょうかね?

以上、ひよっこのあらすじと実在モデルの知られざる裏側に迫ってみました。最後までご覧いただきありがとうございます!

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おまけ:過去の岡田惠和の作品を見ればひよっこの裏側が分かる?無料でも見られる!?

NHKの朝ドラの見逃し配信ということであれば、U-NEXT一択になってしまうわけですが、実は過去の岡田惠和さんの作品ということであれば、もう一つおすすめのサービスがあります。

それがHuluです。

実は岡田惠和さんは以前「ちゅらさん」「おひさま」の2つの朝ドラを手掛けたとお話しましたが、残念ながらおひさまについては2017年4月現在ではU-NEXTでは配信していません。しかし実はHuluでは「おひさま」の配信をしているんですよね。

ちなみにHuluではこれだけの岡田惠和さんの作品の動画を配信しています。

映画

  • おっぱいバレー(2009年、監督:羽住英一郎)

ドラマ

  • 銭ゲバ(2009年、日本テレビ)
  • 連続テレビ小説 おひさま(2011年、NHK)
  • 造花の蜜(2011年、WOWOW)
  • チキンレース(2013年、WOWOW)
  • おやじの背中「圭さんと瞳子さん」(2014年、TBS)
  • 私という運命について(2014年、WOWOW)
  • ど根性ガエル(2015年、日本テレビ)

ちなみにHuluは通常は月に約1,000円ほどかかりますが、今なら限定で14日間無料で見ることができます。ですので、今回の機会を生かして過去の岡田惠和さんの作品に触れてみるといいかもしれませんね。

朝ドラ「ひよっこ」からは若干話が外れてしまいますが、過去の岡田惠和さんから「ひよっこ」の知られざる裏側も見えてくるかもしれませんね。

huluで岡田惠和脚本の過去の作品を見たいならこちらから

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