とと姉ちゃん 29話で星野が見つけた「新種」の植物について解説します。

※実際にはタッチの差で数日前に他の人が見つけていた、という残念な結果でしたが・・・。

星野が見つけた植物の名前はゲラニウム・カロリニアヌム(Geranium carolinianum)です。

名前だけ聞くと
ああ、ゼラニウムのことね。
と思ってしまいますよね。

しかし、一般的に知られるゼラニウムと星野が見つけたゲラニウム・カロリニアヌムは
ちょっと違うことが分かりました。

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ゲラニウム・カロリニアヌムが本家!?一般的なゼラニウムは亜流だった!?

ゲラニウム・カロリニアヌムはあくまで学名であり、一般的な名前は全く違います。

実は星野(坂口健太郎)が見つけた植物の一般的な名前は「アメリカフウロ」です。
どこにもゼラニウム(ゲラニウム)という言葉はありませんよね。

さらにいえばゼラニウムとアメリカフウロが違うのは名前だけではないんです。
分類学的にも別の植物なんですよね。

ゼラニウムの分類はフウロソウ科のテンジクアオイ属なのですが、
ゲラニウム・カロリニアヌムはフウロソウ科ではあるものの、
テンジクアオイ属ではなく、フウロソウ属に所属しています。

しかし、これを見て違和感を覚えませんか?
どちらかといえば科名と属名が一緒のほうが本家の感じがしますよね。

実は園芸植物で販売されている「ゼラニウム」はフウロソウ科のものを一括りにしたものです。

ただし、細かく分類してみたら
なぜかテンジクアオイ属の「ゼラニウム」のほうが数が多かったというわけです。

日本の園芸植物としては本家よりもテンジクアオイ属の「ゼラニウム」のほうが
あっていたということなんでしょうかね。

アメリカフウロってどんな植物?

アメリカフウロ(ゲラニウム・カロリニアヌム)の詳細についてはこちらをご覧ください。

一般的にゼラニウムはフウロソウ属、テンジクアオイ属問わず外来の植物です。
アメリカフウロはその名前の通り、原産は北アメリカです。

実際には戦後、牧草などに種が混じった形で持ち込まれたとされています。

とと姉ちゃんの29話はまだ戦前ということになっていますので
一見すると矛盾しているようにも見えますよね。

しかし、観光客の衣服や海外から輸入した物資に種が付着して
国内に持ち込まれるケースって結構あるんですよね。

アメリカフウロは今では普通に全国の道ばたで雑草として見ることができます。
それだけ生命力の強い植物ならちょっとしたことで
国内に入ってきてしまったということは十分ありえるというわけです。

以上、とと姉ちゃん 29話で星野が見つけたゲラニウム・カロリニアヌムについてでした。