朝ドラ「べっぴんさん」の19週「希望」の前半部分の感想です。19週前半のメインとなったのはさくらの失恋五十八の心臓の重い病気でした。一見すると「希望」とは程遠いようにも見えますが、そこは最終的には「希望」にしっかりとつながりますので安心してください。

考えてみれば、五十八は医者に止められていたにも関わらず、元気に振る舞いすみれを助けるためにメリヤス工場に同行してくれたんですよね。そう思えばなんだかせつなくなりますよね。

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朝ドラ べっぴんさんの感想 19週前半①さくらの恋はこれで本当に終わり?


最初はすみれのさくらへの理解不足が原因と思われたさくらの家出騒動。しかし、次第にさくらの恋の暴走へと繋がってしまいましたね。19週「希望」ではさくらの口から「失恋しちゃった」というセリフを聞きました。これでようやく解決したというなのでしょうか。

それでも五月は赤ちゃんを一人で育てると宣言していますし、一方の二郎は東京行きを考えています。となればまだまださくらには「二郎さんと東京へ!」と主張できそうな状況にも見えます。と言っても五月と二郎の会話を聞けば、さすがのさくらでも2人の間には入れないと感じたのでしょうかね。

※実は二郎は東京行きを諦め、五月と一緒に住むためにある決断をすることになるわけですが、それが明らかになるのはもう少し先の話となります。

それにしても本当の父親が生きていてくれたらと感じていた五月と、父親なんていない方がいいと言っていた二郎。とても複雑な2人が惹かれあっていたのですね。

朝ドラ べっぴんさんの感想 19週前半②二郎がすずや栄輔に学ぶべきこととは?


「べっぴんさん」の五月は二郎の夢を邪魔する存在だけにはなりたくないと、子供を一人で育てる決心をしていましたね。五月は「やりたいことや好きなことがあるって、すごいことよ」と二郎の背中を押そうとしていました。

しかしヨーソローのママのすずは二郎にこんな辛辣な言葉を投げかけていました。

腕が良ければ売れる思ってったら大間違いやで。
いろんな人を蹴飛ばして、人を騙してでも自分の居場所を作らな、踏みつけられて終わりや。
あんたにはでけへんな

もちろんすずの言葉は真理を得ており、ライバルも多いであろう音楽の世界の中で成功することは決して簡単でないことは確かです。そう考えるとすずの言葉は非常に説得力がありますよね。

ただし、この言葉はすず自身も今ま過酷な人生を送っていたからこそ言えるんですよね。そう考えるとすず自身も今までいったいどんな人生を見てきたのかが気になってしまいますよね。

人を蹴落とす、といえば現在の栄輔はまさにそのとおりですよね。現に栄輔は若い女性向けファッションに関しては事実上「潔たちを蹴落とした」ことになります。栄輔の目標は「エースを日本一の店にする」ことでしたが、それを叶えるにはそこまで非情に徹しなければならないということになります。

とはいえ、五月は先週放送の18週「守るべきもの」で栄輔についてこんなことを言っていました。

人を蹴落とすだけやとここまでやってこられへん。きっと助けてもきたはずや

どちらにしても今まで栄輔がどんな人生を送ってきたのか更に気になってしまいました。

朝ドラ べっぴんさんの感想 19週前半③五十八の娘たちへの最後の言葉!?


五十八のさくらたちへの「贈る言葉」には思わず泣きそうになってしまうほど、感動的な話でした。芳根さんと蓮佛さんはすみれやゆりとしての演技上の涙だけではなく、本当に泣いてしまっていたように見えました。見ているこちらも親子愛を感じていたのですから、演じる役者さんたちにとってもそれ以上のものでしょう。

五十八は、すみれの仕事の素晴らしさをさくらにきちんと伝えてくれました。そしてさくらはキアリスでアルバイトをすることで、すみれの続けてきた仕事の素晴らしさ、大変さ、そして自分への思いも大切なきっかけになっていたことを知ることになるんでしょうか。

もう私は子供じゃない」と思っても、やはりいくつになっても親に子供はかないません。とはいえ、子だけではなく親もまたそれぞれから学ぶことと感じることがあるということを五十八とすみれ、さくらの3人を見ていて改めて学びました。

喜代さんに惚れていた忠さんの表情や、さくらが働く姿を見たくて何度も道を歩く紀夫など男性たちの意外な姿も印象的でしたが、イチオシだったのは久しぶりに登場した長太郎を演じる本田さんでしょう。淡々とした性格だったのに、弟の病に見せた演技がとても熱かったです。

※五十八の臨終の際の最期の言葉についてはこちらにまとめました。

以上、べっぴんさんの19週「希望」の前半部分の感想についてでした。