べっぴんさんの11週「やるべきこと」の感想記事です。ここではすみれと紀夫の行動にフォーカスした感想にしてみました。果たしてすみれと紀夫の夫婦は節子の言う「一蓮托生の身」となることができるのでしょうか?

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べっぴんさんの12週の「一蓮托生の身」って何?


べっぴんさん 12週では「
夫婦は一蓮托生の身
」という言葉が印象的でしたね。これは物語の中で近江の実家の節子(山村紅葉)の一言でした。この言葉の経緯としては、ゆり(蓮佛美沙子)が自らが妊娠したことがきっかけで夫婦のあり方について思い悩むことになります。

そこで近江の節子と静子(三倉茉奈)に相談しに行ったときに静子もゆりと同様に思い悩んだことがあり、節子に同じことを言われた、という内容でした。

「夫婦は一蓮托生の身」とはつまり考えの基準が「自分1人」ではなく、「自分たち」ということです。最初は自分と配偶者の二人ですが、子供ができればその子のことも考える、そうして家族が成り立っていくということです。

ゆりからこの言葉を聞いたすみれ(芳根京子)は改めて家族に対する自分の最近の行動を振り返り、このままではいけない、とキアリスを辞めてしまった、という展開となりました。

べっぴんさんのすみれと紀夫は本当に「一蓮托生の身」になれるのか?問題は・・・


それではこの「一蓮托生の身」という部分を基準にしたすみれと紀夫の感想を紹介します。

紀夫が仕事でくじけ、喜代が倒れ、大急への正式な出店もスタート、とかなり忙しかったべっぴんさん11週目。
これに加えてゆりの妊娠と、見ている方も混乱しそうな一週間でした。戦前、戦後のストーリーはどこか「歴史上のお話」に近いものがありました。
しかし最近の「べっぴんさん」はどんどん現代の人も抱える悩みに近いものになってきました。すみれの置かれている

  • 仕事が忙しい
  • 家事も子育てもやらなければならない
  • 体調を崩してしまう

という状況は今でも働くお母さんたちの悩みですよね。

共働き夫婦の家事の分担というのは現在でもそう上手くいっている家庭ばかりではありません。
夫の妻の仕事への理解ということも悩んでいる女性も多そうです。

ただ、すみれと現代の女性とでは紀夫のような夫への接し方はきっと違うでしょう。

「仕事の能力が不安定」「どこか頼りない」「でも夫としてのプライドは大きい」というのが紀夫の現状とも言えます。
紀夫は悪い人ではないのですが、こう改めて見てみるとなかなか面倒な男性ですよね。

すみれは優しい気持ちで歩み寄ろうとしていますが、気の強い現代女性でどうでしょうか?

仕事に成功し、保育園などの悩みも無いとなれば「面倒な旦那なんていらない!」という気持ちになる人もいそうですよね。
思わずそう考えてしまうほど、この一週間の紀夫はどうも理解できませんでした。

すみれは自分の家庭をきちんとしていくため、キアリスを辞めることになりました。
このままでは良い夫婦関係が築けないと考えたのです。

子供のために仕事をしていたはずが、肝心の我が子の足の成長に気づけなかったというのはとても悲しかったのだと思います。

私は共働きも素晴らしいですが、家庭をおろそかにしてまでするものとは思っていません。

しかしここでファッションショーの時にすみれが語った「夢をかなえる姿を娘に見せたい」という言葉が思い出されます。
家庭を守るお母さんも素敵ですが、結局はさあ仕事はこれからという時にすみれは仕事を離れてしまいました。
あの時の夢はなんだったんだろうなと思ってしまいます。

66話の印象的なセリフは節子の「夫婦は一蓮托生の身、自分ではなくて自分らになっていく」という言葉です。
さくらに「お父さんのどこが好きか、お母さんのどこが好きか」という質問に2人はきちんと答えることができませんでした。

今後、2人は運命を共にしていけるのでしょうか。
もし、今の紀夫のままとなるなら、そしてもし私がすみれだったら正直かなり厳しいです。

11週「やるべきこと」ではすみれは家族を「修復」するために行動に移しましたが、残念ながら紀夫に関してはまだ何も行動していないんですよね。それだけにすみれだけ動いたとしても肝心の紀夫がこれでは・・・と思うのは致し方ないですよね。

やはり「考えが自分らになる」というのはすみれはもちろん、紀夫もそうあるべきです。まあ、紀夫自身はそれを自覚し、行動しているつもりなんですが、残念ながら空回りしてしまっていて、すみれと噛み合わないというのが現実でしょうね。

とはいえ、そんな2人も12週「やさしい贈り物」では次第に関係が良くなってきましたね。キアリスを辞め、家事に専念するすみれとそれを見ている紀夫に対してこんな感想もありました。

思い返せば、結婚しても家の事は喜代がやっていたようですし、子育ても手伝ってもらっていました。そして戦後は仕事に集中していたので、妻として母としていわゆる専業主婦のすみれは初めて見る気がします。

主婦をしていれば決して珍しくない、

  • 夫にお弁当を作ること
  • さくらと一緒に過ごす時間をしっかり取れること
  • さくらの小さくなった洋服をすぐに直してあげられること

こういったこともすみれには新鮮に感じられたのだと思います。

母との思い出をさくらに語るシーンでは、自分も少しずつ同じようにできる喜びが感じられました。

ただ「誰かを喜ばせるべっぴんさんを作りたい」という希望はキアリスを作ることで叶えましたし、さくらの面倒を見ながらもキアリスのアイディアを思いついているシーンでは、すみれが立派な「商売人」になっていたことを改めて感じます。

紀夫はうっすらと「このまま主婦だけでもいいのかな」とすみれのことをまた考えるようになり、この夫婦はまた少しずつ理解していくのかなと思いました。

12週のラストではさくらからの「お父さんはお母さんのどこが好き?お母さんはお父さんのどこが好き?」という質問にも二人は答えることができましたね。さすがにすみれの「お父さんが好きなところが多すぎ」で紀夫が照れてしまい、「もうええ」と途中で止めてしまいましたが・・・。

「べっぴんさん」で割りと多かった「紀夫が嫌い」という声もこれを機会に段々と減っていくのではないでしょうか。

以上、べっぴんさんの11週「やるべきこと」のすみれと紀夫の二人についての感想でした。